扁桃炎

細菌・ウイルス感染により俗に扁桃腺と呼ばれる口蓋扁桃が腫れ、喉が激しく痛んだり、高熱が出たりする病気です。
耳の痛みや関節痛などの風邪に似た症状が現れることもあり、悪化すると呼吸困難に陥る場合があるので注意が必要です。
掌蹠膿疱症（しょうせきのうほうしょう）、胸鎖関節炎と関連した特殊な病態を示すこともありますので、関係ないと思われる症状も診察時にお聞きすることもあります。

喉頭炎

細菌・ウイルスの感染、アレルギー、喫煙など様々な原因により喉頭・声帯で炎症が起こる病気です。
喉の痛み・違和感、声が出しづらい、息苦しさ、発熱などの症状が現れます。

咽頭炎

細菌・ウイルスの感染によって起こり、食べ物を飲み込む時に激しく痛みます。
そのほか、アレルギー症状の一つとして喉の痛みや違和感が現れることがあります。

最近では、性感染症の一つであるクラミジアや淋病による咽頭炎も見られ、当院で検査も可能です。

声帯ポリープ・声帯結節

喉の使い過ぎや咳などが原因で、声帯粘膜に血まめができて治らなかったものを声帯ポリープと言います。
保育士や学校の先生など大声を出す仕事の方で、左右の声帯に結節ができることもあり、これを声帯結節と言います。
声がかれる、喉の違和感、声が出しにくいなどの症状が現れます。
手術が必要な場合や、声の使い方の練習（音声治療）が必要な場合があります。

首の腫瘤（コブ）

首にしこりがあったり、腫れていたり、コブ状のものがあったりする場合は、すぐに当院へご相談ください。
がんの可能性があります。
当院の院長は甲状腺を含めた頭頸部腫瘍を専門としていて、がんの早期発見に力を入れて取り組んでいます。

逆流性食道炎

逆流性食道炎とは、胃酸が食道へ逆流して食道の粘膜で炎症が起きる病気です。
胸やけ、頻繁なげっぷ、呑酸（酸っぱい液体が口の中まで込み上げてくる）、腹部膨満感、胃痛、胃もたれなどの症状のほか、鼻・喉の違和感、咳、声がかれるなどの症状が起こることもあります。

急性喉頭蓋炎

食べ物と空気の仕分けをする喉頭蓋（こうとうがい）という部位に炎症が起こることで、喉の激しい痛みや声のかれなどの症状が現れる病気です。
ただの「かぜ」と思ってしばらく放置して発見が遅れると息が詰まって命に関わる恐れがありますので、少しでも異常をお感じになられたらすぐに当院へご相談ください。

喉頭がん

喉頭とは“喉ぼとけ”のところにある声を出すところのことで、ここにできるがんが喉頭がんです。
決して頻度の高いがんではありませんが、耳鼻咽喉科の領域では最も多いがんの1つです。
主な原因は喫煙で、声のかれ、喉の違和感、食べ物を飲み込んだ時に痛みを感じる、呼吸が苦しいなどの症状がある場合、がんの可能性がありますので、適切な診査・診断を受けられるようにしてください。早期に発見できれば、声を残しながら治癒する可能性も高くなります。
当院ではNBI内視鏡検査を行っていて、がんの早期発見に力を入れています。

NBI内視鏡検査について詳しくはこちら

咽頭がん

咽頭とは鼻の奥から食道の入り口までを言い、上咽頭、中咽頭、下咽頭の3つの部分に分かれています。部位によって、がんになる原因、治療法、生存率も異なってきます。
耳の詰まりが続く、難聴、喉の違和感・異物感、食べ物が飲み込みにくい、声がかすれている、喉の痛み、息苦しさなどの症状がある場合、がんの可能性がありますので、適切な診査・診断を受けられるようにしてくいださい。
ヘビースモーカーの方および、お酒をよく飲む方は中咽頭・下咽頭がんのリスクが高いと言えますので、特に受診をおすすめします。
当院ではNBI内視鏡検査を行っていて、がんの早期発見に力を入れています。

NBI内視鏡検査について詳しくはこちら